東縁と西縁に分岐する見沼代用水

 撮影地:上尾市瓦葺

 東縁と西縁に分岐  ←東縁と西縁に分岐(下流から撮影)

 伏越の出口から50m地点(瓦葺中学校の脇)。
 写真中央の橋は、見沼代用水の管理橋。
 左が西縁用水路、右が東縁用水路。
 西縁はにしべり、東縁はひがしべりと読む。
 計画通水量は東縁の方が多く、
 東縁は西縁の約1.4倍となっている。

 東縁の方が相対的に地盤が低いので、
 過去には東縁への流入量が多くなりがちだった。
 そのため分水量を巡って、西縁と東縁の間では
 紛争が絶えなかったようだが、今は分水工と
 水路構造による定率分水が行なわれて
 いるので紛争は解消している。
                東縁用水路(上流から撮影)→

      瓦葺伏越から100m下流の地点。
      東縁用水路は綾瀬川右岸に形成された、
      自然堤防と台地の縁とに沿って流れる。
      水路の形状は長方形断面、幅は約5.5m(歩測)。
      左岸には
緑のヘルシーロードが整備されている。
      写真の上部に見えるのは、国道16号線の
      東大宮バイパスと尾山台団地。

     →東縁の風景
東縁用水路
 西縁用水路  ←西縁用水路(下流から撮影)

 瓦葺伏越から300m下流の地点。
 右岸の道路を、瓦葺中学校の生徒さんが下校している。
 

 西縁用水路は大宮台地の周縁部に沿って流れる。
 水路の形状は長方形断面、幅は約6.5m(歩測)。
 西縁用水路は、農業用水だけでなく、
 埼玉県と東京の水道水も運んでいる。
 全体的に西縁の水路底勾配は、東縁よりも緩やかである。
 また、路線が蛇行する頻度も高い。

 西縁の風景

戻る:[見沼代用水] 上流:[瓦葺伏越]へ 下流:[西縁][東縁][見沼通船堀]へ