名称不明の橋 (潜水橋)

 場所:谷田川、左岸:群馬県邑楽郡板倉町海老瀬、右岸:板倉町下五箇
 形式:鋼桁橋(3スパン、古レール使用) 長さ 20.7m、幅 2.1m  建設:不明 

 名称不明の橋  ←名称不明の橋 (上流右岸から)
 谷田川の下流部、合の川が合流する付近の
 旧流路に架けられている。ここから100m北に
 谷田川の現在の流路があるが、そこにも
 この橋とまったく同型の橋が架かっている。
 これらは歩行者専用の潜水橋(川が増水すると
 水面下となってしまって通行不可能となる)である。
 河床の最低標高部から橋面までの高さは2.5mと低い。
 この付近の河川敷内には、広範囲に水田が作られて
 いるので(川田と呼ばれている)、その農作業の
 ために設けられているようだ。川田は谷田川の上流の
 岩田、飯野地区ではさらに顕著である。
 橋の名称は不明だが、地元の人は合の川橋と呼んでいた。
 しかし、ここから下流300mに架かる橋が
 合の川橋(国道354号線)なので、この名称の
 真偽はさだかではない。

 右岸から
↑右岸から
 この付近では谷田川の左岸と右岸の堤防間の距離は
 約150m。 写真の奥に見えるのが左岸堤防。
 河川敷内には、ヤナギ等の大木が群生し、
 河畔林が形成されている。特に合の川橋の下流には
 鬱蒼とした河畔林が広がっている。

   
  ↑橋面と桁
   橋面は木製で、鉄道の枕木を再利用している。
   桁は2主桁で鉄道の古レールだが、刻印は確認できない。
   しかし
断面寸法は大きめである。枕木は古レールに
   鉄線で結束されている。橋脚はコンクリート製、
   橋台は設けられていない。

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