烏頭坂トンネル (うとうさか) (JR川越線)

 所在地:埼玉県川越市新宿町二丁目、岸町一丁目
 形式:RCトンネル  建設:昭和11年(1936)以降

烏頭坂トンネル
↑烏頭坂トンネル(上り方向から)
 埼玉県川越市新宿町二丁目
 JR川越線の川越駅と南古谷駅の間に位置する。
 国道16号線と国道254号線の合流地点の下を、
 JR川越線はトンネルでくぐる。周囲は
新河岸川の右岸に
 形成された台地であり、路線は台地を開削したもの。
   烏頭坂トンネル
  ↑烏頭坂トンネル(下り方向から)
   トンネルの長さは推定50m。断面の形状は馬てい形のようだ。
   坑門(トンネル入口)天端の山止め壁(茶色く見えるコンクリートの壁)は、
   斜めになっている。一般的に見られる門形(水平)ではない。
   そのうえ上り方向と下り方向では坑門形状が異なる。
   なお、こちら側はトンネル周辺の擁壁はコンクリートで改築されているが、
   反対側は練り石積みである。建設当初の形態が保たれているようだ。

 JR川越線と東武東上線の交差部分
 ←JR川越線と東武東上線の交差部分
 川越市新宿町二丁目〜岸町一丁目
 烏頭坂トンネルの東100mでは、JR川越線は
 
東武東上線の下を潜っている。
 近くによって確認したわけではないが、
 こちらも形式はトンネルだと思われる。

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