↑六部ケ池架道橋
JR高崎線の本庄駅と岡部駅の間に位置する。
高崎線はこの地点から北西50mでは、
身馴川橋梁で小山川を渡る。
写真では手前が下り線。上り線には古い桁と
煉瓦造りの橋台が現存する。
県道の開通に伴い、桁下高を確保するために
橋梁の周辺が掘削されているのが確認できる。
↑桁と橋台（上り線）
桁の支承は線支承（角型）、橋台は煉瓦造り（イギリス積み）だが、
当初からは嵩上げされているようだ。使われている煉瓦の
平均実測寸法は216×100×53mmなので、大正期以前に
製造されたものである。天端の煉瓦には大阪窯業の刻印が
確認できる。隣町の日本煉瓦製造の煉瓦ではないのが興味深い。
床石はコンクリート製に交換されている。
擁壁は谷積み。改修され、隙間はモルタルで充填されている。