↑上野本橋梁？（上り線）
形式：Iﾋﾞｰﾑ（５スパン）、煉瓦の橋台
東松山市農協農業倉庫の脇にあり、
農業用水路（都幾川の四反田樋管から取水）を跨ぐ。
用水路は幅2m程度の小さなものだが、橋梁形式は
５スパン（支間長 約3.5m）の本格的な避溢橋（ひいつ）。
橋脚間を、写真左から右へ水が流れるようになっている。
本橋の建設時は、この周辺は冠水しやすかったようだ。
↑上野本橋梁の橋脚（上り線）
嵩上げした形跡が見られるが、桁下高は1.6mと低い。
イギリス積みで組まれた橋脚は断面が長方形であり、
水切りや隅石が設けられていた形跡はない。
60×30cmと大きめの床石が現存している。
桁の支承方式は平面支承。
上り線の桁には銘板が現存し、製造：KISYA SEIZO KAISYA、
建設：大正12年が読み取れる。桁を製作したのは、大阪の汽車製造会社。
