道路元標 (比企郡)_ | (北埼玉郡) | (南埼玉郡) | (北葛飾郡) | (北足立郡) | (大里郡) | (深谷市) | (熊谷市) | (入間郡) | (児玉郡) | (秩父郡) |
東松山市に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
高坂村 | 高坂字三町1026 | 高坂幼稚園の北東、または高坂郵便局の東側交差点 | |
唐子村 | 下唐子字大塚1117 | 県道344号、JA唐子の付近 | 道路は拡幅。唐子公民館に 村制解体記念碑あり |
大岡村 | 大谷字甲木3196 | 県道307号の旧道、JA大岡の付近 | 付近に火の見やぐら |
↑松山町道路元標 東松山市本町一丁目 国道407号の本町一丁目交差点内。 25cm角、地上高30cm。 比企郡松山町は松山町、市ノ川村、 野田村、東平村が合併して、明治22年 (1889)に誕生した。松山町には 比企郡役所が置かれていた。 昭和29年(1954)には大岡村、唐子村、 高坂村、野本村と合併して 東松山市となった。 |
↑野本村道路元標 東松山市下野本 県道345号の農村センター交差点内。 25cm角、地上高72cm。 コンクリートの台座の上に置かれている。 交差点の南側には新江川が流れ、 北側には将軍塚古墳(全長115mの 前方後円墳)がある。比企郡野本村は 上野本村、下野本村、下青鳥村、上押垂村、 下押垂村、柏崎村、古凍村、今泉村が合併して、 明治22年に誕生。昭和29年には東松山市へ合併した。 |
小川町、滑川町、嵐山町に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
区分 | 村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
小川町 | 大河村 | 腰越字南早道205 | 県道11号、大河公民館南の交差点 | 時計台(大典礼を記念)あり |
〃 | 竹澤村 | 木部字天神前82 | 国道254号、竹沢小学校の南側付近 | 小学校とJRの線路の間の交差点 竹沢村青年団建立の道標が2基現存 |
〃 | 八和田村 | 奈良梨字鳥井前90 | 県道11号と県道296号の[奈良梨]交差点 | 道路は拡幅 |
滑川町 | 宮前村 | 中尾字花気1535 | 滑川幼稚園の南側付近 | 火の見櫓跡、石造り倉庫あり |
嵐山町 | 菅谷村 | 菅谷字東側75 | 国道254号と県道296号の[嵐山三差路] | 付近に古風な門柱 |
↑小川町道路元標 比企郡小川町大塚 小川町役場の入口にある。元来はここから 100m南の本町二丁目交差点にあったが、 移築された。25cm角、地上高65cm。 比企郡小川町は小川村、西大塚村、 下里村、角山村が合併して、明治22年に 誕生。昭和30年には竹沢村など3村と 合併して新生の小川町となった。 |
↑福田村道路元標 比企郡滑川町福田 福田小学校の旧正門から東へ20m、 石川商店の自動販売機の脇にある。 25cm角、地上高22cm。 比企郡福田村は福田村、山田村、 和泉村、土塩村、菅田村が合併して、 明治22年に誕生。昭和29年には宮前村と 合併して比企郡滑川村となった。 |
↑七郷村道路元標 比企郡嵐山町吉田 七郷小学校の脇、鶴巻コミュニティ公園に 設置されている。15cm角、地上高91cm。 刻字は4面で正面に道路元標、左に東経、右に 北緯、裏面に昭和十一年度高等科卒業生一同。 道路法施行令に基づき、村役場が設置したのではなく、 高等小学校の卒業生が建立した物。 比企郡七郷村は明治22年に吉田村、太郎丸村、広野村、 勝田村、越畑村、古里村、杉山村の7村が合併して誕生。 昭和30年に菅谷村と合併した。旧村域には 七郷村青年団が建立した道標が数基現存している。 |
都幾川村に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
大椚村 | 大野字宮沢1654 | 村道、大椚第一小の南側交差点 | 村役場入口と記された道標あり 旧秩父郡 |
↑明覚村道路元標 比企郡都幾川村桃木 都幾川村役場の前、県道172号線の [役場前]バス停脇の歩道にある。 ここから北側100mを流れる都幾川が 都幾川村の名前の由来である。 25cm角、地上高68cm。 比企郡明覚村は桃木村、番匠村、 本郷村、別所村、田中村、馬場村、 瀬戸村、関掘村、大附村が合併して、 明治22年に誕生した。明覚とは中世に この一帯が妙覚郷だったことに由来する。 昭和30年には比企郡平村、秩父郡大椚村 と合併して比企郡都幾川村となった。 |
↑平村道路元標 比企郡都幾川村桃木 明覚村の道路元標から南西へ20m、 都幾川村役場の敷地内にある、 ボランティアセンターの車庫の中に 置かれている。25cm角、高さ63cm。 元来は西平交差点(県道172号線)、 旧平村役場の付近に設置されていた。 西平は秩父往還の宿場、慈光寺の門前と して賑わった。比企郡平村は西平村と 雲河原村が合併して明治22年に誕生。 昭和30年には明覚村、秩父郡大椚村と 合併して比企郡都幾川村となった。なお、 比企郡にはかつて2つの平村が存在した。 |
↑玉川村道路元標 比企郡玉川村玉川 玉川村役場から南東へ200m、県道172号 大野東松山線のひと市交差点の脇、 玉川二本木公園内にある。元標面は 交差点内を向いている。25cm角、高さ53cm。 当初、設置された地点は玉川2475なので、 現在の設置場所とほぼ同じである。 この地は秩父往還(現在の県道172号線)に 面し、かつては玉川陣屋が置かれ、市も 開かれた。ひと市という地名は、その名残り。 比企郡玉川村は玉川郷、日影村、五明村、 田黒村が合併して明治22年に誕生した。 明治22年以降、村域は変わっていない。 |
吉見町に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
北吉見村 | 地頭方字東通722 | ゴルフ場のクラブハウス付近? | 堤外地となっている可能性あり。 北吉見村青年団が建立した道標が現存 |
東吉見村 | 大和田字上西谷町283 | 県道76号、稲荷神社の付近 |
↑西吉見村道路元標 比企郡吉見町御所 吉見観音(安楽寺)の大門の前。石垣 (昭和42年竣工)に埋め込まれている。 25cm角、地上高58cm。 横見郡西吉見村は北吉見村、南吉見村、 御所村、黒岩村、和名村、久米田村、 長谷村、田甲村、山野下村が合併して、 明治22年に誕生。横見郡は明治29年に 比企郡へ編入された。 |
↑南吉見村道路元標 比企郡吉見町久保田 県道33号東松山桶川線の旧道、 南小学校とJA南吉見支店の間にある。 25cm角、地上高33cm。西側には 旧郡の名を冠した横見川が流れている。 横見郡南吉見村は久保田村、下細谷村、 江綱村、前河内村、大串村が合併して、 明治22年に誕生。昭和29年に東西南北の 吉見村が合併して比企郡吉見村となった。 |
川島町に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
中山村 | 戸守字南24 | 県道74号、観音堂の西側付近 | 観音橋(中山用水)の北側 |
小見野村 | 谷中字谷中前町222 | 県道74号、諏訪神社の南側交差点 | 道路は拡幅、火の見櫓の付近 |
三保谷村 | 白井沼字大下1064 | 県道339号、三保谷小学校の北側付近 | |
出丸村 | 上大屋敷字合ノ田402 | 県道339号、[上大屋敷]交差点付近 | 道路は拡幅 |
↑八ッ保村道路元標 比企郡川島町畑中 JA八ッ保支店の敷地内、旧倉庫の東端。 県道74号を挟んだ南側には、忠魂碑が 建てられている。元標は抜き取られ、 下部は折れている。25.5cm角、高さ64cm。 比企郡八ッ保村は畑中村、上八ッ林村、 下八ッ林村、三保谷宿、山ヶ谷戸村、 牛ヶ谷戸村が合併して、明治22年に誕生。 昭和29年には川島領の6村が合併して 比企郡川島村となった。 |
↑伊草村道路元標 比企郡川島町伊草 伊草小学校の裏門から北西へ30mの 交差点、大砲屋酒店の脇にある。 ここは上伊草と伊草の境界である。 伊草宿の主要道だった川越松山往還に 設置されている。25cm角、地上高16cm。 比企郡伊草村は伊草宿、下伊草村、 上伊草村、角泉村、安塚村、飯島村が 合併して、明治22年に誕生。昭和29年に 川島領の6村が合併して川島村となった。 |
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(補足)吉見町と川島町には荒川とその支川の周辺に、几号の付けられた、
古い仕様の水準点(内務省)や古い水準点(埼玉縣)が数多く現存している。
それらは昭和初期に完了した荒川及び支川の河川改修のさいに、
測量の補助水準点として設置されたと思われる。道路元標と同様に希少な存在である。
その他、比企郡に設置された道路元標で、見つかっていないのは下表のとうり。
区分 | 村名 | 設置場所 | 現在の住所 | 備考 |
鳩山町 | 今宿村 | 赤沼字四反田2437 | 県道343号と県道171号の[今宿]交差点 | 今宿コミュニティセンターの付近 火の見やぐらあり |
〃 | 亀井村 | 泉井字大塚293 | 亀井小学校の東側の交差点付近 | 道路は拡幅 亀井村青年団が建立した道標が現存 |
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