琵琶橋
場所:新河岸川、埼玉県川越市小仙波〜小仙波町三丁目
形式:コンクリート桁橋(3スパン)、長さ 16m、幅 8m(歩測) 建設:昭和10年(1935)
↑琵琶橋 (下流から) 国道254号と県道15号川越日高線の交差点付近、 新河岸川に架けられた道路橋。構造は桁が6主桁の T形はり、橋脚はラーメン。写真上部は国道254号の 小仙波跨道橋。琵琶橋は老朽化が激しいのか、 20m上流には新琵琶橋(県道15号)が架けられている。 武蔵風土記稿の小仙波村(8巻、p.246)によれば、元々は 川越城の東黒門の脇に架かっていた石橋であり、名前は 盲人が持っていた琵琶を流れに渡して渡ったことに 由来するという。 |
↑親柱と欄干 親柱は角柱(0.48m角)で、高さは1.3m。 頂部に灯篭を想わせる空間が設けられて いるのが特徴。おそらく橋灯が付けられて いたのだろう。親柱のデザインは高台橋 (隼人堀川、南埼玉郡白岡町)とよく似ている。 欄干は損傷が激しく、鋼製のガードレールに 交換されているが、本橋の風格から、 かつては意匠を凝らしたものが 付けられていたと想像できる。 |