葛西用水橋梁 (JR東北本線、宇都宮線)

 所在地:葛西用水、埼玉県北葛飾郡鷲宮町西大輪〜久喜市野久喜
 形式:プレートガーダー橋(下路、1スパン、スパン長 12.9m)  建設年:明治17年(1885)?

 葛西用水橋梁
↑葛西用水橋梁(右岸から)
 東北本線(宇都宮線)の東鷲宮駅と久喜駅間に位置する。
 この地点は東武伊勢崎線と東北本線が交差していて、
 東武伊勢崎線は東北本線をオーバーハングする。
 周囲には東武伊勢崎線の
古い煉瓦造りの橋梁群
 数多く存在している。葛西用水橋梁に隣接する
 東北本線の天王新堀橋梁も橋台は煉瓦造りである。

   橋台と桁
  ↑橋台と桁
   橋台は上り・下り線共に煉瓦造りで、
イギリス積みで組まれている。
   
葛西用水の水路改修時にも本橋の橋台には手が加えられなかった。
   橋台天端にはコンクリートが打設されているので(嵩上げのためか?)、
   床石の存在は確認できないが、端部に貼られた隅石は現存。
   桁は新しいものに変更されている。支承は線支承。


葛西用水橋梁
 ←葛西用水橋梁
 この区間は複々線となっているので、
 葛西用水橋梁が2基存在する。
 こちらは目視した限りでは、下路プレートガーダー橋のようだ。

 設計:日本国有鉄道清算事業団
 製作:春本鐵工所
 施工:大元組スパン長 20.6m
 平成7年竣工
 設計荷重 N-16、P-17

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