木の橋(9)  [木の橋の一覧

栢間赤堀  名称不明

 
栢間赤堀(源流)、上流から
 左岸:埼玉県南埼玉郡菖蒲町小林、右岸:菖蒲町上栢間
 木製の鋼桁橋(1スパン)、橋面と地覆は木製、橋台は石積み
 全長 3.7m、幅 3.3m
 建設年:不明

 いなほ通り(南北埼広域営農団地農道)の南側、
 農業排水路に架かる橋。この水路(用排水兼用)は
 栢間赤堀の源流の一つであり、ここから1.5Km下流で栢間赤堀となる。
 この橋は、現在では桁は補修されて鋼製となっているが、
 橋の形式は古典的な土橋なので、もともとは完全な木の橋だったと思われる。
 橋の周囲には土留めに使われていたと推定される木杭が残っている。
 なお、この橋の100m下流にも同形式の木の橋が1基残っている。

志の崎橋  志の崎橋  - 周辺の風景 -

 原市沼川、右岸:埼玉県上尾市瓦葺、左岸:北足立郡伊奈町栄一丁目
 木製の桁橋(3スパン)、橋台と橋脚はコンクリート製
 長さ15.8m、幅1.8m、欄干なし、地覆高0.1m  昭和20年以降に建設?

 県道3号さいたま栗橋線の原市沼橋の脇に架かる橋。
 現在は原市沼橋の側道橋のような位置付けになっているが、
 県道3号が開通するまでは、志の崎橋の方が主要道であった。
 原市沼川は
綾瀬川の支流、この地点から600m下流で
 綾瀬川の左岸へ合流する。合流付近には明治時代に建造された、
 煉瓦構造物(
瓦葺掛樋、JR東北線の綾瀬川橋梁)が残っている。
 なお、この地点から600m上流にも、昭和9年(1934)に建設された
 古い橋梁、
境橋が存在する。

 - 志の崎橋の詳細 -

名称不明  名称不明

 伊佐沼代用水路、上流から
 左岸:埼玉県川越市石田本郷、右岸:川越市菅間
 木製の桁橋(1スパン)、長さ 5.8m、幅 2.7m

 この橋は下菅間交差点の南側200mに位置する。
 伊佐沼代用水路は
入間川の右岸(川越市福田)から
 取水している農業用水路。ここから2.4Km下流の
 伊佐沼まで送水し、伊佐沼をファームポンド(=貯水池)として
 利用している。
 この橋は木製の桁橋だが、橋台はコンクリート製の
 重厚なものが設けられている。
 橋の主桁は一辺30cmの角材が3本。
 その上に2.7m×0.2m×0.08mの板をボルトで結合している。
 見た目の印象よりも構造は近代的である。

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