煉瓦造りの  (その7)_


日本煉瓦製造(埼玉県深谷市)の周辺には、煉瓦で造られた意外なモノが意外な所に存在する。
下記の写真のモノは日本煉瓦製造から半径1.3Km以内に分布している。
日本最古かつ関東屈指の煉瓦工場の地元だけのことはある。

 煉瓦の小屋
↑煉瓦の小屋  埼玉県深谷市成塚
 日本煉瓦製造から北西へ700mに位置する御嶽神社。
 社殿の東側にはこのような煉瓦小屋がある。
 大きさは幅0.95m、奥行1.1m、高さ1.0mと小さい。
 使われている煉瓦は現代のもの(
JIS規格)である。
   神社の井戸
  ↑神社の井戸  埼玉県深谷市石塚
   小山川の右岸堤防の裾、石塚稲荷神社にある。
   写真の奥の橋は
新上武大橋。直径1.0m、煉瓦は小口積み
   組まれている。長手の寸法は計測不可だが、小口の寸法は
   110mm×60mm。寸法から推測すると、意外に古い煉瓦のようだ。

農道の土留め壁
↑農道の土留め壁  埼玉県深谷市上敷免
 日本煉瓦製造(株)の200m南側、
備前渠用水の脇にある。
 不要な煉瓦をリサイクルしたようだ。
 煉瓦の積み方は、デタラメである(笑)。昭和以前の
 古い煉瓦で、[日本]や[上敷免製]の刻印煉瓦が見られる。

   
火の見やぐらの台
  ↑火の見やぐらの台  埼玉県深谷市新井
   日本煉瓦製造から西へ500mに位置する。花崗岩製の
   竣工銘板には、明戸村消防組
 第十部 大正十四年三月建設と
   記されている。2.8m四方、高さは1.0m、長手積みで組まれている。
   竣工当時、この付近は大里郡明戸村であった。
   現在も
明戸村の道路元標は残っている。

 宝蔵庫
↑宝蔵庫  埼玉県深谷市東方、熊野大神社
 基礎の部分にイギリス積みで、煉瓦が7段積まれている。
 煉瓦の平均寸法は222mm×105mm×56mm。昭和

   祠の基壇
  ↑祠の基壇  埼玉県深谷市伊勢方、八幡神社
   煉瓦の積み方は、一見すると小口積みだが、
   よく見ると上端と下端付近の積み方はデタラメである。

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