石の橋 (その1)  [石橋の一覧

 本格的な?石橋はこちら(→第4回 緑川流域の石橋)  関連事項:埼玉県の石橋供養塔
 (注)本ページの画像は、Nikon COOLPIX 995 (334万画素)で撮影しました。

日本橋  日本橋

 日本橋川、東京都中央区日本橋

 右岸下流から (F4.7,38mm)
 石のアーチ橋、2スパン(スパン長21m)、
 長さ49m 明治44年(1911)竣工
 設計:樺島正義、米元晋一  意匠:妻木頼黄(よりなか)

 日本橋川に架かる国道1号線の道路橋。
 ここが日本の道路の起点であり、橋詰には
 日本国道路元標(高さ7mの柱)が設けられている。
 豪華絢爛な装飾が施された日本を代表する石橋だ。
 日本橋は数多くの霊獣で飾られている。
 すぐ目に付くのは親柱の上で東京市の紋章を
 つかんだ獅子、欄干の中央の麒麟だ。
 なお、銘板の題字は徳川慶喜(15代将軍)である。

寺坂橋  寺坂橋

 旧・元小山川、埼玉県本庄市中央二丁目

 上流から (F4.2,38mm)
 石造りのアーチ橋 1スパン
 長さ7.6m、幅3.3m、内空高1.9m  明治22年(1889)4月竣工

 このアーチ橋は、上記の石橋から500m下流に架けられている。
 上の道路は伊勢崎道と呼ばれ、中山道への迂回路である。
 寺坂橋は埼玉県唯一かつ最古の石造りアーチ橋だと思われる。
 現在も現役であり、道路橋としても最古の部類に属す。

 - 寺坂橋の詳細 -

瀧宮橋  瀧宮橋

 上唐沢川、埼玉県深谷市西島五丁目

 上流から (F5.0, 38mm)
 石のアーチ橋?、1スパン 長さ11m(歩測)、幅4.0m

 JR深谷駅の南口から100m、上唐沢川に架かる歩行者専用橋。
 瀧宮神社の神橋(参詣橋)である。この橋はアーチ部が
 コンクリートであり、表面には輪石が貼り付けられているに過ぎない。
 石橋に区分して良いのか疑問だが、橋面、親柱、欄干は
 石造りなので、本来は石橋であり改築されたものとみなした。
 親柱(高さ150cm、直径28cm)の頂部には、立派な
 擬宝珠(
ぎぼし:タマネギ状の飾り)が付けられている。
 なお、上唐沢川はここから500m下流で下唐沢川と合流し、
 
唐沢川(利根川水系の一級河川)となる。

富士浅間神社の神橋  富士浅間神社の神橋

 埼玉県深谷市本住町

 下流から (F8.0, 42mm)
 石のアーチ橋、1スパン 長さ1.7m、幅2.0m
 天保14年(1843)9月竣工

 本住町の富士浅間神社の入口に架かる神橋(参詣橋)。
 小さいながら、本格的な石造りのアーチである。
 床版は側面が4つ、中央部が3つのピースで構成され、
 合計23枚石材で組み立てられている。
 手前の親柱(高さ35cm、21角)の側面に竣工年が
 彫られている。中柱は高さ38cm、21角、欄干の高さは30cm。

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