煉瓦造りの  (その1)_


 ホフマン輪窯
↑ホフマン輪窯(わがま) 埼玉県深谷市
 明治40年建造。日本煉瓦製造(株)の工場内に
 保存されているドイツ人ホフマン考案の煉瓦焼成窯。
 JR東京駅等に使われた煉瓦を焼き上げた歴史的な
 窯である。国の重要文化財。→
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   日本煉瓦製造(株)の塀
  ↑日本煉瓦製造(株)の塀 埼玉県深谷市
   さすが煉瓦会社、塀も煉瓦造りである。塀の上端には
   
デンティル(歯状の装飾)が施されている。塀の向こうに
   見えるのは、明治39年頃に建設された煉瓦造りの
変電室
   かつて、この通りは鉄道の路線(通称.上敷免鉄道)であった。

 東武伊勢崎線のトンネル
↑東武伊勢崎線のトンネル 埼玉県羽生市
 千手院墓地のはじっこにある歩行者用のトンネル。
 地元では、お化けトンネルと呼ばれているそうだ。
 この付近には明治40年(1907)頃まで、伊勢崎線の
 川俣駅があった。周辺には煉瓦造りの鉄道施設が
 数多く残っている。利根川を挟んだ対岸の
 群馬県明和町にも、これと
同じ形式のトンネルがある。

   
JR東日本 交通博物館
  ↑JR東日本 交通博物館 東京都千代田区神田須田町
   もともとは明治45年に甲武鉄道(現.JR中央本線)の
   
万世橋高架橋として建造されたもの。煉瓦造りの巨大な
   連続アーチ橋である。アーチの脚部に隅石、面壁に
   メダリオン、天端には飾り積みと豪華な装飾が施されている。
   かつて、この近くには万世橋駅(設計者は
   JR東京駅と同じく辰野金吾)もあった。

 灯明台
 灯明台
 埼玉県ふじみ野市苗間、苗間神明神社
 高さ約6m、灯明置きの部分は
 
セグメンタルアーチ
 胴体頂部には
デンティル(歯状の装飾)と
 モミジが施されている。
 胴体部分の中くびれを施工するために、
 切り煉瓦が多用されているので、
 わかりにくいが、基本的な煉瓦の積み方は
 
イギリス積み。使われている煉瓦は
 
手抜き成形であり、
 平均実測寸法は225×108×59mm。

   地蔵の祠
  地蔵の祠
  埼玉県大里郡岡部町本郷
 (宮下)定光院の東100m、辻
  基本的な煉瓦の積み方は小口積み。
  使われている煉瓦は機械成形で、
  平均実測寸法は211×104×57mm。

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