煉瓦造りの  (その2)_


 新久保用水樋管
↑新久保用水樋管  埼玉県南埼玉郡菖蒲町
 大正4年建設。備前堀川に設置された農業用の
 排水樋管。樋管(ひかん)とは、水門の一種。
 煉瓦の積み方は
イギリス積み。埼玉県には煉瓦造の
 水門が全国でも群を抜いて多い →
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   墓地の塀
  ↑墓地の塀  埼玉県羽生市
   利根川の右岸堤防の裾にある集合墓地。
   その一角には何故か、煉瓦造りの塀(門柱を備えた)がある。
   煉瓦の積み方は
フランス積みと珍しい。
   かなり古いもので、上敷免製の
刻印煉瓦が使われている。

川田谷村役場の門
↑川田谷村役場(かわたや)の門  埼玉県桶川市
 県道12号川越栗橋線の川田谷歩道橋から北へ約50mの
 閑静な住宅地の中にある。門は赤煉瓦製で32cm角、
 高さが210cm。門の後ろの瓦葺きの建物は北足立郡
 川田谷村の役場(現在は廃屋)。川田谷村は
 昭和30年まで存在した。門の脇には川田谷村の
 
道路元標(昭和6年設置)も残っている。

   
小谷製糸跡の塀
  ↑小谷製糸跡(こや)の塀  埼玉県北足立郡吹上町
   小谷製糸は明治13年(1880)に、小谷村(現.吹上町小谷)に
   設立された民間の機械式製糸工場。現在は創業していない。
   煉瓦造りの塀と通用門のみが残る。通用門の頂部は
   アーチ(小口縦)となっている。塀の煉瓦は長手積み。
   使われている煉瓦は
長島煉瓦工場(明治35年に小谷村で
   創業)の製品だろうか。形は歪みが多く、工業製品としては
   優秀とはいえないが、そんな煉瓦に限って何故か表情は豊かだ。

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