続・古い水門 (10)_ | (1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (6a) | (7) | (8) | (9) | 続・古い水門の一覧 |
↑名称不明 松原落、埼玉県加須市多門寺 下流から撮影。葛西用水路からの直分水路が 松原落(農業排水路)へ合流する地点に設けられた水門。 両水路の水位調整のための施設であろう。 ゲートは上流側に木製の角落し(幅1.2m)が 付けられている。天端には管理橋を兼ねた、 145×180×17cmのRC板が置かれている。 |
↑名称不明 松原落、埼玉県加須市北篠崎 川表(吐口)から撮影。左の水門から300m下流に位置する。 付近は加須の浮野と呼ばれる湿原地であり、この樋門は 浮野からの排水を松原落へ放流するための施設。 鳥居風の門柱が設けられた古典的な圦樋のデザインである。 樋管本体はヒューム管(φ300のコンクリート管)、 ゲートは木製のスルース(だったが朽ち果てている)。 川表には翼壁はないが、川裏に長さ2.1mの翼壁が設けられている。 |
↑下谷伏越 手子堀川、埼玉県加須市下谷〜戸川 呑口(上流側から撮影)。手子堀川が葛西用水路を 横断する地点に設けられた伏越。写真の手前は 管理橋(兼ゴミ除け)、奥が伏越本体。下谷伏越は 万治3年(1660)の葛西用水路の開削に伴い、 新設されたという古い歴史を持つ施設。現在の施設は 昭和初期に実施された県営の羽生領用排水幹線 改良事業で建設されたものだと思われる。 |
↑正蓮伏越 午の堀川、埼玉県加須市下三俣 吐口(下流側から撮影)。午の堀川が葛西用水路を 横断する地点に設けられた伏越。下谷伏越と同様に その起源は万治3年(1660)新設の木製伏越である。 現在の施設は伏越本体が改修されているようだが、 翼壁の部分は古いままである。翼壁の天端に 設けられた転落防止柵はRC柱(φ180、高さ75cm)と 鋼管(φ50)で造られたレトロな形態。 |
←名称不明 上村下の落、埼玉県羽生市下村君 昭和5年(1930)4月竣工。この施設も 昭和初期に実施された県営の羽生領 用排水幹線改良事業で建設されたものだと思われる。 清輝苑の南側、上村下の落の右岸に設けられた排水樋門。 通水断面は2連の円形(直径30cm)だが、 1連は水路橋となっていて、左岸へ送水している。 |
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