芭蕉の句碑  利根川沿線:(大泉町、千代田町 (本庄市、美里町)(深谷市妻沼町、熊谷市)(行田市)(羽生市、加須市)(北葛飾郡
           荒川流域:
秩父郡)(大里郡)(熊谷市、北足立郡)(入間郡)(比企郡)(小川町

 撮影地:群馬県邑楽郡大泉町、千代田町

 大泉町古海 高徳寺
(1)大泉町古海(こかい) 高徳寺
 
  目にかかる 時や殊更 五月富士
   川上と この川下や 月の友
 桃青
 高徳寺は児島高徳(1311-1382)を開祖とする古刹。
 この句碑は高徳寺の山門付近に建てられている。
 2句が刻まれているだけで、それ以外の情報は
 記されていない。石の状態から推察すると、
 江戸時代ではなく、近代の建立だろう。
 高さ120cm、幅40cm。
   大泉町古海 高徳寺
  (2)大泉町古海 高徳寺
   
  花の影 謠に似たる 旅寢かな
   こちらは鐘付き場の脇に建てられている。
   高さ115cm、幅40cm。


 
千代田町上五箇 愛宕神社
(3)千代田町上五箇 愛宕神社

 慶応二年(1866)建立
 
  子規 まねくか麦の むら尾花
 書は太白堂。子規とはホトトギスのこと。
 背面は金子徳斎の顕彰碑となっている。
 題字は
寺門静軒。愛宕神社は村社、
 境内には亀田鵬斎の誕生地の碑がある。
 亀田鵬斎(1752-1826)は地元出身の
 儒学者・書家。 

  千代田町上五箇 愛宕神社
  (4)千代田町上五箇 愛宕神社

   明治三十三年(1900)建立 書は健斎憲
 
   涼しさや ほの三日月の 羽黒山
    語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな
    雲の峰 いくつくずれて 月の山

   出羽三山登山記念碑として建立された。
   3つの句は芭蕉が奥の細道のさいに
   出羽三山で詠んだもの。

  千代田町萱野 白山神社
  (5)千代田町萱野 白山神社
   安政四年(一八五七)十月建立
 
    梅が香に のつと日の出る 山路かな
   時雨忌(10月12日)に清風庵一竹らが
   建立したもの。高さ1.2m、幅1.0m。
   背面には後見者や協力者などの地元の
   俳人10数名の名が記されている。


 
佐波郡玉村町角淵 八幡宮

  
  佐波郡玉村町角淵 八幡宮

  嘉永六年(1853) 建立
    
川上と この川下や 月の友
   背面に一露園社中の漢詩。
  高さ72cm、幅55cm
  庚申塔群の中に建つ。

  

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