洋館 (その6a)_  百丈、川越基督教会、太陽軒、大正館といせや   洋館の一覧


川越市の洋館(その1):

 百丈
↑百丈 登録有形文化財(文化庁)
 所在地:川越市元町一丁目1
 竣工:昭和7年(1932) 設計:

 県道51号川越上尾線の[市役所前]交差点の
 脇に建つ。元来は釣り道具屋だったが、
 現在は蕎麦屋。木造3階建てだが、
 壁面に銅板を貼り付けて、洋館風に仕上げた、
 いわゆる看板建築。
   川越基督教会(川越キリスト教会)
  ↑川越基督教会(川越キリスト教会)
   所在地:川越市松江町二丁目4  登録有形文化財(文化庁)
   竣工:大正10年(1921) 設計:ウイリアム・ウイルソン(米国人)

   県道51号川越上尾線の[松江町二丁目]交差点の東に建つ。
   正面左に十字架の建つ鐘楼(入口は尖塔アーチ)、右に
   切妻造りの聖堂が配置され、全体はゴシック調のデザイン。
   聖堂の飾り柱に付けられた礎石には、大正九年と刻まれている。
   同一設計者による
熊谷聖パウロ教会(大正8年竣工)と非常に
   よく似た建物だ。ただし、建物と塀は
フランス積みで組まれ、煉瓦の
   
目地厚は約10mmと均一であり、熊谷市の教会よりも施工は良い。
   使われている煉瓦は平均寸法が218×10
6×58mm、機械抜き成形
   跡が確認できる。赤煉瓦の中に
焼過煉瓦が適度に混ぜてあるので、
   壁面には立体感と彩りの変化がある。

 太陽軒
↑太陽軒 登録有形文化財(文化庁)
 所在地:川越市元町一丁目9
 竣工:大正14年(1925) 設計:

 百丈から南西へ100mにあるハイカラな洋食店。
 木造2階建(外壁は薄いピンク色の漆喰塗)、屋根は寄せ棟。
 装飾にアーチ形状が多用され、独特な柱頭の飾り柱も
 付けられている。意匠は表現主義的

   大正館といせや 

  ↑大正館といせや
   所在地:川越市連雀町13

   大正浪漫夢通りに並んで建つ。
   左が大正館(喫茶店) 竣工:? 設計:?、
   右がいせや 竣工:? 設計:?

 靴のマルデンとメガネの信栄堂
↑靴のマルデンとメガネの信栄堂
 所在地:川越市連雀町13
 竣工:? 設計:?

 連馨寺の門前、立門前商栄会には看板建築が5軒連なる。

   佐々木医院
  ↑佐々木医院
   所在地:川越市連雀町31
   竣工:? 設計:?

   連馨寺の北西、初雁教会の向かい。

 福田屋書店と太田屋茶店
↑福田屋書店と太田屋茶店
 所在地:川越市久保町4-6

 県道15号川越日高線の[松江町]交差点の東。
 喜多院不動通り商店街に並んで建つ。
 左が福田屋書店 竣工:昭和3年(1928) 設計:?
 右が太田屋茶店 竣工:昭和4年(1929) 設計:?

参考文献:埼玉県の近代化遺産〜近代化遺産総合調査報告書、埼玉県教育委員会、1996


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