会の川のレトロな橋 (その4) (1) (2) (3) (4) (5) (6) [会の川の橋一覧]
撮影地:会の川、埼玉県加須市(かぞ)
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← 不動島橋 (ふどうしま:上流から撮影) 場所:加須市不動岡三丁目〜馬内 建設:昭和10年(1935)前後 形式:鉄筋コンクリート桁橋(1スパン)、斜橋 長さ 9.3m(歩測)、幅 3.5m、欄干高 0.7m、親柱高 0.9m 東武鉄道伊勢崎線の馬内陸橋の脇にある橋。通称.馬内橋(もうち)。 写真右には、国道125号が並行する。不動島橋の名は、この付近が かつて不動岡町(昭和3年に町制)だったことに由来するのだろうか。 不動岡町は、会の川の自然堤防の上に発達した門前町。 この橋は老朽化が激しく、数ヶ所で鉄筋が露出している。 親柱(人造石による化粧)の銘板は紛失したという。 欄干の開口部は、大小3つのアーチを組み合わせたデザイン。 三尺橋(稲荷木排水路、北埼玉郡大利根町、昭和13年建設)、 根金小橋(隼人堀川、南埼玉郡白岡町)と まったく同じデザインである。 →不動島橋の詳細 |
川面橋(かわも:上流から撮影)→ 場所:加須市不動岡二丁目〜愛宕二丁目 建設:昭和10年(1935)3月、銘板あり 形式:鉄筋コンクリート桁橋(1スパン) 長さ 7.5m(歩測)、幅 5.2m、欄干高 0.75m、親柱高 0.9m 不動岡不動尊(総願寺、関東三大不動)の門前に架かる。 国道125号から不動尊に向かう時に渡る橋である。 交通量が多いのか、側道橋(歩行者用)が併設されている。 不動尊の南側には創業200年の手打ちうどん店もある。 加須市は手打ちうどんと鯉のぼりの町である。 川面橋の親柱は人造石?による化粧が施されている。 欄干のデザインは豊明橋(羽生市上新郷、県道7号)と ほぼ同じである。この橋も老朽化が激しい。 古い歴史を持つ橋で、武蔵国郡村誌の礼羽村の項には、 騎西道に架かる石橋と記されている。→川面橋の詳細 |
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← 不動橋 (ふどう:上流から撮影) 場所:加須市不動岡二丁目〜愛宕一丁目 建設:昭和9年(1934)12月、銘板あり 形式:鉄筋コンクリート桁橋(1スパン) 長さ 7.9m、幅 3.5m、欄干高 0.8m、親柱高 1.0m この橋は川面橋の下流200mにある。 不動尊(正確には不動ケ岡不動尊というようだ)へは、 川面橋よりも、この橋からの方が近い。なお、不動尊の 門前には不動岡町の道路元標が残っている。 不動橋には純和風の意匠が施されている。 不動尊の門前橋にふさわしいデザインである。 親柱には擬宝珠(ぎぼし)、欄干は木造橋風。擬宝珠とは 和風の柱の上にのっているタマネギ状の飾りのこと。 この橋も老朽化が激しく、下流側の親柱と欄干は造り直されている。 →不動橋の詳細 |