古そうで新しい橋 (その8)  古そうで新しい橋の一覧

 班渓寺橋
 班渓寺橋(
都幾川、埼玉県嵐山町鎌形) 1984年竣工
 コンクリート桁橋、3スパン、全長 56m(歩測)、幅 5.9m
 比企郡玉川村との境界付近にある道路橋。
 朱色の和風の欄干(鋼製)と黄金色に輝く擬宝珠(親柱の
 上に置かれたタマネギ状の飾り)が圧巻。
 橋名は左岸に隣接する班渓寺(はんけいじ)に由来する。
 班渓寺は木曽義仲の生誕の地。
   名称不明
   名称不明(別府沼公園、埼玉県熊谷市西別府)
   鋼桁橋、3スパン、全長29m(歩測)、幅 2.4m
   別府沼公園内に架けられた歩行者専用橋。和風の欄干や
   桁隠しなど木橋風の意匠が施されている。別府沼公園は
   別府沼の跡地を親水公園として整備したもの。別府沼は
   かつては
福川の水源の一つであり、別府沼の落し(排水路)は
   妻沼町の江袋沼へと繋がっている。

 藤橋
藤橋(鴨川、埼玉県さいたま市西区植田谷本〜三橋四丁目)
 コンクリート桁橋、2スパン、全長 52m、幅11m(歩測)
 吊橋風にデザインされた欄干(高さ1.2〜1.6m)が
 印象的な橋。藤橋の歴史は古く、寛政八年(1796)には、
 それまでの藤の蔦の橋(吊橋だったのだろうか)から
 石橋へと架け替えられている。建設資金は周辺の
 村々からの寄付金で賄っている。右岸橋詰の六部堂には、
 その時に建立された
石橋供養塔が残っている。

   牛込橋
   牛込橋(外堀、神田川、東京都千代田区飯田橋4丁目〜
   新宿区神楽坂1丁目)
   鋼桁橋、全長 46m、幅15m、平成8年(1996)3月竣工
   JR飯田橋駅の神楽坂口に架かっている跨線橋。写真の右端が
   飯田橋駅と富士見町教会。牛込橋は、かつては江戸城から
   牛込への出口にあたる牛込見附の一部をなす橋であった。
   橋を渡って、写真奥は神楽坂通りを経て、早稲田通りとなる。
   力の入りすぎた親柱のデザインが、見る者に失笑をもたらす。      

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