古そうで新しい橋 (その7) [古そうで新しい橋の一覧]
名称不明(埼玉県北埼玉郡騎西町正能) RCカルバート橋、全長 12m、幅 18m(歩測) 騎西町総合公園内を貫通する町道212号線に 架かる橋(カルバート)。公園内には水循環施設として 複数の池が設けられているが、この橋はそれらの池を 結ぶ導水路としても機能している。 橋のデザインは明治時代の排水樋門を彷彿とさせる。 笠石、隅石、輪石は、こぶ出し加工された本物の石、 橋の表面に貼られているのも石材であるようだ。 天端にはバルコニー風の張り出しが設けられている。 |
関下橋(旧別府沼落、埼玉県熊谷市西別府) RCカルバート橋、全長 19m、幅8m(歩測) 別府沼公園内の道路に架けられた橋。別府沼公園は 別府沼の跡地を親水公園として整備したもの。別府沼はかつては 福川の水源の一つであり、別府沼の落し(排水路)は 妻沼町の江袋沼へと繋がっている。関下橋の側面のタイル貼りは 赤煉瓦に焼過煉瓦が混ぜてあり、ポリクロミー仕上げとなっている。 |
名称不明(埼玉県羽生市三田ヶ谷) RCカルバート橋、全長 18m、幅 12m(歩測) さいたま水族館の対面に位置するキヤッセ羽生 (三田ヶ谷農林公園)の入口と出口には、このような橋が 2基架けられている。ピラスター風の中柱には表面に 煉瓦タイルが貼られ、柱の頂部には笠石が付けられている |
名称不明(元荒川、埼玉県岩槻市末田) RCカルバート橋、全長 14m、幅 3m(歩測) 元荒川の右岸、末田須賀堰の上流に設けられている。 外観は橋で上は遊歩道となっているが、実際は農業用水路 (柳橋用水?)の元圦だと思われる。面壁には石積み風の 装飾が施され、欄干(高さ1.1m)は擬木調である。 |
名称不明(男堀川、埼玉県本庄市西五十子) コンクリート桁橋、1スパン、全長 37m、幅14m(歩測) 本庄総合公園内を流れる男堀川(小山川の支流)に 架けられた橋。桁の形状は扁平アーチで側面には 煉瓦(タイル)が貼られている。欄干(高さ1.2m)は 大理石製と意匠は豪華である。橋面の中央には小判状の 開口部が設けられていて、男堀川の流れを観察できる。 |
青淵見晴橋(せいえんみはらし、清水川、埼玉県深谷市下手計) RC桁橋、1スパン、全長24m(歩測)、幅 13.2m 平成15年3月竣工 渋沢栄一記念館の北側、清水川の調整池に架かる橋。 青淵とは深谷市出身の実業家、渋沢栄一(1840-1931)のこと。 清水川は近年、洪水対策として本格的な河川改修が行なわれているが、 新たに架け変えられた橋は、皆このような煉瓦調である。 青淵見晴橋の欄干(高さ1.1m)は深谷市の市章をモチ−フにして デザインされているようである。大きすぎる親柱(高さ1.6m、長さ3.3m)は 威圧的だけでなく、全体のバランスを崩している。 竣工銘板には工法は、PCポータルラーメン中空床版桁橋と記されている。 |
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