古そうで新しい橋 (その9) [古そうで新しい橋の一覧]
はね橋(浅間川、埼玉県上尾市地頭方〜さいたま市西新井) 鋼桁橋、1スパン、全長 5.5m、幅1.9m、橋面は木製 橋台はコンクリート製だが、表面には石積み風のタイルが 貼られている。 大宮花の丘(ふるさと農林公苑)内を流れる浅間川に 架かる歩行者専用橋。ゴッホのアルルのはね橋に似た デザインだ。浅間川(鴨川の支川)は、この区間では 暗渠であり、その上には人工水路が設けられ、 ビオトープが造られている。 |
前原橋(鴨川、埼玉県さいたま市宮前町〜日進町二丁目) 鋼桁橋、1スパン、全長34m(歩測)、幅 4.1m 昭和58年(1983)7月竣工 JR川越線の鴨川橋梁から50m下流に架かる道路橋。 橋の形式は鋼桁橋ではなく、ダブルワーレントラスなのかもしれない。 桁高は2.4mもあり、桁の下端にはH鋼を配し、その上に デッキプレートが置かれている。よって橋面は桁の下端から 0.5mの高さにあり中路となっている。欄干は高さ1.2m。 この桁は鉄道橋から転用された可能性が高い。 |
やすくに橋(上唐沢川、埼玉県深谷市西島五丁目) RCラーメン橋、1スパン、全長 9.8m、幅 5.0m 昭和36年(1961)7月竣工 JR深谷駅の西側200m、瀧宮神社の参道付近に架かる橋。 見た目は和風の古典的な意匠の橋だが、構造と建材は 近代的である。親柱、中柱、欄干はコンクリート製だが、 表面が朱色に着色されている。親柱と中柱の上には 擬宝珠(ぎぼし)が置かれている。上唐沢川に架かる橋は 造形が多彩で、やすくに橋の下流の瀧宮橋は石橋である。 |
平和橋(妻沼聖天宮、埼玉県大里郡妻沼町妻沼) RCアーチ橋、1スパン、全長4.8m(歩測)、幅 1.2m 昭和26年(1951)5月竣工 本殿(1761年建造)の北側、平和の塔の入口に 架かる太鼓橋。橋が架かる堀には、明王の滝から 流れ出す水が流れている。護岸は石積み。親柱高1.35m、 欄干高68cm(共に鋼製)。なお、妻沼聖天宮には 芭蕉の句碑が実に4基も建てられている。 |
神橋(天神社、埼玉県羽生市上川俣) RC桁橋、1スパン、全長 2.1m、幅 3.3m 昭和5年(1930)竣工 利根川の右岸堤防に隣接した天神社の参道に架かる 歩行者専用橋。デザインは石橋風の神橋(和風の太鼓橋)。 欄干(高さ44cm)と親柱(21cm角、高さ55cm)の 表面には擬石風の化粧が施されている。 親柱頂部の意匠は擬宝珠を意識したものだろう。 |
布橋(芝川、埼玉県大里郡妻沼町妻沼) RC桁橋(床版橋)、1スパン、全長4.5m、幅8m(歩測) 竣工年は不明 妻沼公民館の脇、芝川に架かる道路橋。 写真の左上は妻沼聖天宮の森である。 芝川はこの付近から下流では道閑堀と名前を変える。 右岸には芝川遊歩道が整備されている。 布橋は親柱、欄干(高さ115cm)、桁側面が 擬木調の意匠となっている。 |
戻る:[橋のメニュー] 古そうで新しい橋:[その1][その2][その3][その4][その5][その6][その7][その8][その9][その10][その11][その12]