水準点、三角点 (利根川水系:その6)_

 水準点
↑水準点
 群馬県高崎市倉賀野町、九品寺
 九品寺(くほんじ)はJR高崎線の
 倉賀野駅から南へ400mに位置する。
 烏川(利根川の支川)の左岸に近く、
 旧中山道と例幣使街道の近傍でもある。
 標石は山門の付近にある。
 花崗岩製で21cmの角柱、地上高7cm。
 頂部に直径60mm、10mmの半球体。
 刻字は2面?で南面の水、北面の五が
 判読できる。様式から一等水準点だろう。

   三角点
  ↑三角点?
   群馬県高崎市岩鼻町
   岩鼻町交差点(県道13号前橋長瀞線)から
   東へ100m、赤城神社から100m南の
   T字路にある。烏川(利根川の支川)の
   左岸堤防に隣接した道路である。
   標石は花崗岩製で18cmの角柱、
   地上高は17cm。刻字は2面?で
   南の面に陸△△。頂部は磨耗して
   いるが、+らしき溝跡が確認できる。

   水準点 (新堀 基標)
  ↑水準点 (新堀
 基標)
   群馬県前橋市新堀町、新堀神社
   新堀神社は前橋市の南端、利根川の
   左岸堤防に隣接する。
   標石は境内、参道の脇にある。
   花崗岩製で15cmの角柱、地上高17cm。
   天端から25cm下が基部となっている。
   頂部に直径50mm、高さ15mmの半球体。
   刻字は2面?で群馬縣(縦書き)、
   新堀(右から横書)
 基標(縦書き)
   几号は刻まれていない。

 水準点 第一区土木監督署
↑水準点
 群馬県佐波郡玉村町五料、飯玉神社
 飯玉神社は五料橋(利根川)から下流へ
 300m、利根川の右岸堤防に隣接する。
 標石は折れていて、社殿裏に放置されて
 いる。安山岩?製で15cm角、全長33cm。
 刻字は3面で、第一区土木監督署、BM、
 51/0。明治19年(1886)から同38年の間に
 内務省によって、設置されたものだろう。
 
BM 49/0が埼玉県本庄市に現存する。

   水準点
  ↑水準点
   群馬県伊勢崎市八斗島、稲荷神社
   稲荷神社は
坂東大橋(利根川)から
   上流へ1Km、利根川の左岸堤防に
   隣接する。標石は火の見櫓の脇にある。
   花崗岩製で15cmの角柱、地上高は4cm。
   頂部に直径75mm、高さ15mmの半球体。
   刻字は2面?で群馬縣(縦書き)、
   水準(右から横書)
 基標(縦書き)。

   几号水準点 (徳川郷 基標)
  ↑几号水準点 (徳川郷
 基標)
   群馬県新田郡尾島町徳川、永徳寺
   永徳寺は早川(利根川の支川)の
   左岸堤防に隣接し、利根川の左岸堤防
   から200m北に位置する。標石は破損して
   いて、本堂の前に置かれている。境内に
   設置されたのではなく、堤防付近から
   ここへ持ち込まれたのだという。
   15cmの角柱、全長は31cm。頂部の
   半球体は完全に磨耗している。刻字は
   四面で徳川郷(横書)
 基標(縦書き)、
   几号、2つの面に群馬縣(縦書き)。  

 
几号水準点 (大館 基標)
↑几号水準点 (大館
 基標)
 群馬県新田郡尾島町大館、八幡宮
 八幡宮は早川(利根川の支川)の
 左岸堤防に隣接し、利根川の左岸堤防
 から300m北に位置する。
 標石は参道の脇、御神燈の裏にある。
 花崗岩製で15cm角、地上長は13cm。
 頂部の半球体は磨耗している。
 四面に刻字があり西の面に几号、南の
 面に大館(右から横書)
 基標(縦書き)、
 東と北の面にそれぞれ群馬縣(縦書き)。

   三角点
   ↑三角点
   群馬県新田郡尾島町前小屋、菅原神社
   菅原神社は
新上武大橋(利根川)から
   1Km下流の右岸、小山川の導流堤付近に
   ある。利根川の右岸だが群馬県である。
   標石は一辺が49cmのコンクリート基礎の
   上に設置され、40cm四方には自然石の
   保護石が4つ設けられている。
   15cmの角柱で地上高は20cm。
   南を向いた面に三等 三角点。

   三角点
   ↑三角点
   群馬県邑楽郡邑楽町石打、八王子大明神
   八王子大明神は栃木県足利市との
   境界付近、矢場川(渡良瀬川の支川)の
   右岸にある。この付近では矢場川が県境を
   規定している。八王子大明神の社殿は
   松本古墳群の3号墳の上に鎮座する。
   標石は15cmの角柱で地上高は15cm。
   南を向いた面に三等 三角点。
   頂部にはICタグが埋め込まれている。

 
几号水準点 (古海 基標)
↑几号水準点 (古海
 基標)
 群馬県邑楽郡大泉町古海、児島神社
 児島神社は
刀水橋(利根川)から2Km
 下流の左岸、堤防に隣接する。標石は
 社殿の南西にある。石材は花崗岩だと
 思われるが、かなり変色している。
 15cmの角柱、地上高は18cm。
 頂部には半球体があった形跡がある。
 刻字は三面で南の面に古海(横書)

 基標(縦書き)、西の面に几号、
 北の面に群馬縣(縦書き)。

   水準点
  ↑水準点
   群馬県邑楽郡明和町大輪、長良神社
   長良神社は
昭和橋(利根川)から900m
   上流の左岸、利根川総合運動場の北側の
   利根川の堤防裾に位置する。標石は
   参道の東、旗立の脇にある。一辺49cmの
   コンクリート基礎の上に設置されている。
   花崗岩製で12cm角、地上高20cm。
   頂部に直径40mm、高さ10mmの半球体。
   刻字は二面で南の面に水準点、
   北の面に群馬県(縦書き)。

   几号水準点 (川俣 基標)
  ↑几号水準点 (川俣
 基標)
   群馬県邑楽郡明和町川俣、粟島神社
   粟島神社は昭和橋(利根川)の左岸橋詰、
   堤防の裾に鎮座する。標石は折れていて
   社殿の裏側に埋まっている。花崗岩製で
   15cmの角柱、全長41cm。
   頂部に直径45mm、高さ15mmの半球体。
   刻字は三面で川俣(横書)
 基標(縦書き)、
   几号(天端から23cm)、
   群馬縣(縦書き)。

 
几号水準点 (梅原 基標)
↑几号水準点 (梅原
 基標)
 群馬県邑楽郡明和町梅原、三嶋神社
 三嶋神社は
利根川橋梁(伊勢崎線)から
 300m北、利根川の左岸に位置する。
 標石は抜き取られ、参道の脇、
 
九頭龍大神の裏側に放置されている。
 安山岩系の石製で15cm角、全長は44cm。
 頂部に直径45mm、高さ15mmの半球体。
 刻字は三面で几号、群馬縣(縦書き)
 梅原(右から横書)
 基標(縦書き)。
 三嶋神社の境内には三等 三角点もある。

   几号水準点 (斗合田 基標)
  ↑几号水準点 (斗合田
 基標)
   群馬県邑楽郡明和町斗合田、長良神社
   長良神社は東北自動車道から東へ1Km、
   利根川の左岸堤防の裾に鎮座する。
   標石は社殿の裏側に埋まっている。
   花崗岩製で15cmの角柱、地上高9cm。
   頂部に直径45mm、高さ15mmの半球体。
   刻字は三面で南面:斗合田(横書)
   基標(縦書き)、東面:几号、
   北面:群馬縣(縦書き)。
 

戻る:[ノスタルジックな

水準点、三角点: 利根川水系:[その1][その2][その3][その4][その5[その6]その6a][その7] 荒川水系:[その1][その2][その3] [几号