水準点、三角点 (利根川水系:その3)_ |
↑几号の水準点 (タイプ1:基標 No.33) 埼玉県行田市北河原、十二所神社 北河原小学校(きたがわら)の北50mに 位置する十二所神社の境内、鳥居の脇に ある。この付近は福川の下流部であり、 神社の北200mには福川の右岸堤防が あり東50mには酒巻導水路、東200mには 福川水門が設けられている。標石は 花崗岩製で15cm角、地上高34cm。 頂部には直径約35mmの半球体が 施されているが、磨耗が酷く高さは3mm。 西南東北の面にそれぞれ、不(几号)、 B.M.、(基標?)No.33、埼玉縣。 →この付近の福川 |
↑几号の水準点 (タイプ1:基標 No.29) 埼玉県行田市須加(すか)、雷電社 利根大堰(利根川)から1.2Km下流、 利根川の右岸堤防から南へ500mの 地点に位置する雷電社の境内にある。 雷電社は埼玉用水路に隣接した小さな 祠だが、鳥居は大きく立派だ。雷電とは 農耕の神でもあり、利根川の左岸側に 多く分布する水神宮・風神宮に相当する。 標石は花崗岩製で、南東北西の面に、 不(几号)、B.M.、基標 No.29、埼玉縣。 頂部に笠石が載せられているが、 これは本来の様式ではない。 →この付近の利根川 |
↑几号の水準点 (タイプ2:基標 No.7) 埼玉県羽生市上新郷、白山神社 昭和橋(利根川)から600m上流の 右岸堤防の裾、白山神社の参道。 2つの鳥居を繋ぐ長い参道があり、 その中間に設置されている。花崗岩製で 一辺が18cmの角柱、地上高は21cm。 頂部には直径100mm、高さ15mmの 半球体が施されている。刻字は二面で、 南を向いた面に不(几号)とNo.7、北面に 縦書きで埼玉縣。この標石は深谷市 江原(26Km上流)の水準点(No.11)と 同一の寸法・様式。→この付近の利根川 |
↑几号の水準点 (タイプ2:基標 No.6) 埼玉県羽生市稲子(いなご)、諏訪神社 諏訪神社は利根川の右岸堤防裾に 位置する。この水準点は参道入口の 松の木の根元に埋まっている。 花崗岩製で18cm角、地上高3cm。 頂部には直径95mm、高さ14mmの 半球体(水準点)がある。 刻字は二面で、南を向いた面に 不(几号)とNo.6、北面に 縦書きで埼玉縣。 |
↑几号の水準点 (タイプ1:基標 No.21) 埼玉県羽生市上村君、惣徳院 利根川の右岸堤防裾から南へ200mに 惣徳院は位置する。境内の脇を 埼玉用水路が流れている。この水準点は 惣徳院の境内、常夜燈の北にある。 花崗岩製で15cm角、地上高5cm。 頂部には直径35mm、高さ8mmの 半球体(水準点)がある。 東北西南の面にそれぞれ、 不(几号)、B.M.、基標 No.21、埼玉縣 |
↑几号の水準点 (タイプ1:基標 No.17) 埼玉県羽生市常木(つねぎ)、常木神社 羽生スカイスポーツ公園(利根川の スーパー堤防上に設けられている)の 南側に位置する常木神社の境内、社殿の 北側にある。写真奥は埼玉用水路。 標石は花崗岩製で15cm角、地上高7cm。 頂部には半球体(水準点)があるが、 磨耗が酷く、直径は35mm程で高さ3mm。 土に埋もれた部分を掘り返して、確認 したところ、北西南東の面にそれぞれ、 不(几号)、B.M.、基標 No.17、埼玉縣と 記されていた。 →この付近の利根川 |
↑几号の水準点 (タイプ1:基標 No.13) 埼玉県北埼玉郡大利根町砂原、鷲神社 砂原交差点(県道46号と県道60号)から 南西へ200mの地点、利根川の右岸 堤防から900m離れた鷲神社。社殿の 裏側に設置されている。花崗岩製で 15cm角、地上高27cm。頂部に 直径34mm、高さ17mmの半球体。 北西南東の面にそれぞれ、不(几号)、 B.M.、基標 No.13、埼玉縣。 なお、神社の北側にある弁天池は、 利根川(浅間川)の破堤により、形成 された落ち堀。弁財天が祀られている。 |
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