続々・水辺の神様 (その7)_ 続々・水辺の神様の一覧

越辺川の周辺(その1)

 水天宮
 水天宮 越辺川(左岸)
 埼玉県入間郡越生町小杉
 梅園小学校の対岸、河川敷内
 高さ53cm、幅33cm
  髯街道の石仏群
  髯街道の石仏群 越辺川(右岸)

 
 入間郡越生町小杉
  梅園神社から県道61号越生長沢線を南西へ
  200m進んだ付近の脇道(髯街道と
  呼ばれる旧道)に祀られている。
  地蔵、観音像、庚申塔(像)など7基が
  集められている。この付近の越辺川周辺には、
  このような石仏群が多い。
  道祖神(道標)
  道祖神(道標) 越辺川(右岸) 越生町津久根
  八幡橋の右岸橋詰、八幡神社の入口。
  安政四年(1857)十一月 津久根村中 世話人
  右 江戸 川越 左、比企く王ん△/松山 小川
  高さ57cm、幅62cm

 石仏群
 石仏群 越辺川(左岸)
 埼玉県比企郡鳩山町石坂
 唐沢川が越辺川に合流する地点には地蔵堂と
 呼ばれる祠があり、5体の石仏が祀られている。
 左から庚申、普門品供養塔、宝暦三年(
1753)建立の
 百万反供養塔などである。百万反供養塔とは
 百万遍供養塔(経典読誦)の一種なのだろうか。
 なお、庚申塔と普門品供養塔は顔が削られている。

  
庚申塔(三猿)
  庚申塔(三猿) 越辺川(右岸)
  埼玉県入間郡毛呂山町大類
  鎌倉街道上道の脇、川角古墳群の中に
  祀られている。延宝四年(1676)二月
 奉造立庚申供養
 武州入間郡大類村敬白
  下部に10人の氏名。高さ100cm、幅36cm

  
水神宮
  水神宮 越辺川 今川橋の上流左岸
  比企郡鳩山町今宿
  水神宮と庚申塔(像)が祀られている。
  水神宮は常夜塔を兼ねていて、
  水上安全
 明治九年十月 今宿川岸と
  あり、台座には関係者の名前が
  刻まれている。かつて今宿には
  河岸場があり、筏宿も兼ねていた。

 馬頭観音(道標)
 馬頭観音(道標) 九十九川(左岸)
 東松山市毛塚(けつか) 市道の脇
 嘉永三年(1850)
 形態:単独 状態:良 高159cm
 (台43cm),幅63cm,奥18cm
 台右面(中央)右松山
 台左面(中央)左岩殿?

  
水神宮
  水神宮 越辺川(島田橋の右岸)
  埼玉県坂戸市島田
  安政五年(1858)建立。ここは昔からの
  渡河地点であり、付近には日光脇往還と
  川越児玉往還の追分があった。越辺川の
  右岸堤防の裾には水神宮を含め、
  観世音、地蔵菩薩、庚申塔、馬頭観音
  など11基もの石仏が祀られている。

  


 九頭龍大権現
 九頭龍大権現 越辺川(右岸)
 埼玉県坂戸市赤尾、白山神社
 白山神社は都幾川が越辺川へ合流する
 地点の右岸、堤防の裾に鎮座する。
 ここまで東に向かって流れて来た越辺川は
 この付近で流路を急激に南へと変える。
 地理的にも堤防が切れやすかった箇所だと
 いえる。嘉永六年(1853)四月 赤尾村中

  
九頭龍大権現と一目連神社
  九頭龍大権現と一目連神社
  越辺川(
赤尾落合橋の右岸)
  埼玉県坂戸市赤尾、白山神社
  左が九頭龍大権現
    嘉永六年(1853)六月 赤尾村中
  右が一目連神社
    嘉永六年六月 赤尾村新田組
  現在も信仰されているようで、お札が供えられている。
  一目連には作金の神とされる天目一箇命が
  祀られることが多く、鍛冶職などが信仰した。
  一方で風と水を支配する神であることから、
  洪水避けを祈願して祀られることも
  多かったようだ(補足)

  
双体道祖神
  双体道祖神 
越辺川(左岸)
  埼玉県比企郡川島町吹塚、八幡神社
  川島町指定文化財。
  天神橋の左岸橋詰から北へ300mの
  地点。八幡神社の鳥居脇の祠の中に
  宝暦三年(1753)の庚申像と共に
  祀られている。
  像容は酒器を持った祝言型。
  手をつないだ姿が微笑ましい。

戻る:[ノスタルジックな
続々・水辺の神様:[
その1][その2][その3][その3a][その4][その5][その6[その7]その7a][その8][その9][その10
 [
その10a][その11][その11a][その12][その13][その13a][その14][その15][その15a][その15b][その16][その16a
 [
その17][その18][その18a][その18b][その18c][その19][その20][その21][その22