続々・水辺の神様 (その7a)_ 続々・水辺の神様の一覧

越辺川の周辺(その2)

 庚申塔
 庚申塔 越辺川(左岸)
 埼玉県比企郡川島町上伊草、金乗寺
 金乗寺の門前に祀られている。
 延宝元年(1673)十月
 造立庚申供養塔
 二世安楽 比企郡上伊草村
 6手の青面金剛(非合掌)、日月、3猿、
 2鳥。20数人の氏名
 幅34cm、奥行き29cmの角柱の上に
 唐破風が置かれ、高さは137cm。
  弁財天?
  弁財天? 越辺川(左岸)
  埼玉県比企郡川島町伊草、伊草神社
  伊草神社は越辺川の左岸堤防に隣接。
  鳥居の脇に祀られている。高さ58cm。  
  人頭蛇身(人面に蛇が巻き付いた像容)
  であり、おそらく宇賀神と習合した弁財天
  だろう。建立年などは刻まれていない。
  伊草神社には琴比羅神社も合祀されて
  いる。琴比羅とは水にまつわる神である。
  庚申塔(三猿)
  庚申塔(三猿) 越辺川(左岸)
  埼玉県比企郡川島町下伊草、東福院
  墓地の脇に祀られている。
  寛文十一年(1671)八月

 
 奉造立石塔一本為庚申供養
  三猿、種子、両側面に10人の氏名
  幅30cm、奥行き28cmの角柱の上に
  唐破風が置かれ、高さは111cm。

 九頭龍大権現
 九頭龍大権現 越辺川(左岸)
 埼玉県比企郡川島町下伊草
 落合橋(国道254号)上流付近の越辺川の左岸堤防は
 明治43年(1910)8月の大洪水で、破堤している。
 左岸堤防の裾には、そのことを記した九頭龍大権現が
 2箇所に祀られている。九頭龍大権現とは水神であり、
 それらは明治45年に地元有志が洪水除を祈願して
 建立した。

  九頭龍大権現

(補足)九頭龍大権現と一目連神社を対にして祀る形態は
 荒川水系では他の河川でも見られる。
 例えば、市野川:
鳥羽井沼の湖畔(比企郡川島町鳥羽井新田)
 荒川:
荒川パノラマ公園(北足立郡吹上町大芦)などである。



 石仏群
 石仏群 高麗川(右岸) 日高市横手
 流れ橋の入口に道標、地蔵、庚申塔、
 馬頭観音など4基が祀られている。
 庚申塔は→の三猿、馬頭観音は側面に
 
石橋供養とある。中央の南無観世音は
 道標を兼ね、右 はんのふ 江戸道
 左 かわごへ 坂戸道とある。

  
庚申塔(三猿)
  庚申塔(三猿) 高麗川(右岸)
  埼玉県日高市横手
  延宝四年(1677)三月
  種子、奉造 庚申供養二世安楽
  高麗郡横手村 本願施主 十八人敬白
  高さ122cm、幅35cm

  
大杉大明神
  大杉大明神 高麗川(右岸)
  埼玉県坂戸市元町、八坂神社
  高さ72cm、幅36cm

 九頭龍神社
 九頭龍神社 高麗川(右岸)
 埼玉県坂戸市上吉田
 高麗川が越辺川に合流する地点、
 樋ノ口跡に祀られている。
 明治十二年(1879)五月

  
弁才天
 弁才天 飯盛川(右岸)
 埼玉県坂戸市石井、勝呂神社
 飯盛川は越辺川の支川。
 文化八年(1811)十一月 石井村 井上某
 高さ38cm、幅21cm

  
車地蔵
 車地蔵
 埼玉県入間郡毛呂山町大谷木
 大谷木川(左岸)
 鎌北湖から北西へ700m、県道186号線の脇に、
 祠に入れられて、祀られている。
 大谷木川は越辺川の支川であり、
 鎌北湖から流れ出す。
 この車地蔵は文政六年(1823) 大谷木村の
 有志によって建立された。
 車は装飾であり、柱に浮き彫りされているので、
 回らない。高さ90cm、一辺が14cmの六角柱。

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