元荒川・支派川改修事業で架けられた橋の欄干

 驚くべきことに、元荒川・支派川改修事業で架けられたコンクリート橋は、欄干のデザインがすべて異なる。
 酒巻導水路、上星川、忍川、元荒川、野通川には、同じ欄干の橋は見当たらない(似たのはあるけどね)。
 一方、同時期に他の地域に架けられた橋には、元荒川・支派川改修事業で架けられた橋と
 欄干の意匠が酷似したものが数多く見られる。開口部の形状を例に列挙すると、以下のとおりである。
 なお、当時の橋では本格的な欄干が設けられた場合でも、その高さは0.8〜0.9m程度である。
 小規模な場合は欄干がない、あるいは地覆と呼ばれる高さ0.2m程度の車止めが設けられることも多かった。
 現在の橋梁では基準によって、欄干高は1.1m以上と定められている。

開口部の形状

元荒川・支派川改修事業の橋

他の事業の橋

円形 青柳橋(忍川、行田市) 新井橋(備前渠用水、深谷市)
水深橋(稲荷木落、栗橋町)
半円 該当無し 賀美橋(元小山川、本庄市)
須戸橋(見沼代用水、行田市)、多数
楕円形 名称不明(玉野用水の流末、行田市) 西瓜橋(三尺排水路、大利根町)
花見橋(会の川、羽生市)
小判形 該当無し 棒川橋(見沼代用水、行田市)、多数
四角形 三谷橋(元荒川、鴻巣市) 上之橋(会の川、加須市)、多数
四角形に対角線 鎌塚橋(吹上町) 該当無し
正方形 該当無し 清水橋(忍川、熊谷市)
台形 該当無し 新橋(午の堀川、加須市)、多数
菱形 該当無し 原野橋(会の川、羽生市)
徒歩橋(会の川、加須市)
五角形 該当無し 野呂橋?(繰舟落し、羽生市)
六角形+三角形 該当無し 名称不明(大貫堀、岩槻市)
三角形 該当無し 学校橋(中川、加須市)
和風の雲飾り 樋上1号橋(忍川、行田市)
北下橋(玉野用水、行田市)
弁天橋(会の川、羽生市〜加須市)
花弁 新佐賀橋(元荒川、吹上町) 江南サイフォン(荒川、熊谷市)
ほろ形 栄橋(酒巻導水路、行田市) 白倉橋(新・槐堀川、加須市)、多数
ほろ形(トリプレット) 該当無し 釈迦堂橋(手子堀川、加須市)
三尺橋(三尺排水路、大利根町)
包絡アーチ 和田橋(酒巻導水路、行田市) 田谷橋(新河岸川、川越市)
包絡アーチ(逆さ) 該当無し 日本橋(中川、加須市)、高橋(手子堀川、加須市)
下碇橋(北河原用水、行田市)、高台橋(隼人堀川、白岡町)
尖塔アーチ 大和橋(星川、行田市) 鷹橋(会の川、羽生市)
三角形+アーチ 堀切橋(忍川、行田市) 皆代橋(備前前堀川、久喜市)
2段のアーチ 旧・柴山伏越(元荒川、蓮田市〜白岡町) 午の堀川橋(午の堀川、加須市)
アーチを鉄棒で補強 該当無し 府川橋(伊佐沼代用水路、川越市)
宮ノ下橋(南側用水路、杉戸町)
レンズ形 玉野橋(玉野用水、行田市) 該当無し
ソロバン形 該当無し 遠野橋(神扇落、杉戸町)
おむすび形 該当無し 旧福川大橋(福川支川、妻沼町)
開口部無し 馬見塚橋(星川、行田市〜南河原村) 富士見橋(川越市)

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