続々・水辺の神様 (その16a)_ 続々・水辺の神様の一覧

古利根川の周辺(その2)

 水神宮
 水神宮 
古利根川(右岸)
 越谷市平方、鹿島神社
 古利根川の沿線では鹿島神社は
 珍しい。この付近には平方の渡と
 呼ばれた渡船が運行していたので、
 この水神宮は、その関係者が水運の
 安全を祈願して建立したものだろう。
 嘉永四年(1851)十一月 平方村講中
 高さ67m、幅19cm
  水神宮
  水神宮 古利根川(左岸)
  春日部市銚子口
  平方の鹿島神社のほぼ対岸、赤沼との
  境界付近。桃屋の工場の西端、
  古利根川の左岸堤防付近に祀られている。
  文化二年(1805)三月 講中四拾人
  世話人7人の名前(松伏領銚子口村、
  赤沼村、新方領平方村、備後村、
  苗字なし)。高さ78cm、幅27cm。
  水神宮
  水神宮 古利根川(左岸)
  春日部市赤沼、赤沼神社
  古利根橋の左岸側に鎮座するのが赤沼神社。
  赤沼神社の旧称は、香取神社だった。
  古利根橋の前身も渡しだったので、
  この水神宮もそれに関連したものだろう。
  寛政三年(1791)九月 赤沼村新田
  高さ63cm、幅24cm。

 庚申塔
 庚申塔 古利根川(右岸)
 越谷市大泊、観音堂
 種子が付いた地蔵の立像。
 腹部に穴が空けられているので
 元は車地蔵だったのかもしれない。
 寛文九年(1669)十月 念仏並庚之供養
 高さ172m、幅67cm

  八大龍王と水神宮
  八大龍王と水神宮 古利根川(左岸)
  北葛飾郡松伏町大川戸
  光厳寺から南西へ100m、古利根川の
  旧堤防の上に祀られている。
  八大龍王は安政五年(1858)十月
  高さ101cm、幅35cm。
  水神宮は天保七年(1836)建立。

  水神罔象女命
  水神罔象女命 古利根川(右岸)
  越谷市大松
  清浄院から北へ200m、古利根川の
  右岸堤防の脇に祀られている。
  罔象女命(ミツハ)とは水の蛇を意味し
  水神であり、ミヌマと同一神だそうだ。
  明治四十一年(1908)七月 高さ60cm、幅21cm。

 庚申塔




  庚申塔 古利根川(右岸)
  越谷市向畑、観音堂
  堂面橋から北西へ300mに
  位置する観音堂の敷地内、
  イチョウの木の根元に半分埋まっている。
  寛文十一年(1671)十月 庚講供養
  庚申講が建立したのだろう。
  種子付きの地蔵(合掌)
   高さ80cm、幅46cm。

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