橋供養塔 所沢市(その1)(その2)_ | 埼玉県の橋供養碑 |
石橋三ヶ所供養塔 所沢市林一丁目248付近 西部清掃事業所から南西へ700m、 林川(不老川の支川)の橋の右岸橋詰に 祀られている。明和五年(1768)十一月 武州入間郡林村 願主 当村念仏講中 近郷村之助力。高さ104cm、幅34cm |
石橋供養塔 所沢市林一丁目 松林寺から西へ100m、林川(不老川の 支川)の橋の右岸橋詰に祀られている。 天保三年(1832)八月 願主 当村中 並 念仏講中 高さ116cm、幅35cm |
石橋五ヶ所供養塔 所沢市堀之内 金仙寺の山門から西へ50mのT字路に 祀られている。奥は狭山湖(山口貯水池)。 安永八年(1779)二月 頂部に釈迦三尊の種子、天下和順 日月清明 世話人 志村某 加藤某 武州入間郡堀之内村 念仏講中 高さ77cm、幅24cm |
石橋六ヶ所供養塔 所沢市堀之内 金仙寺の山門から西へ50mのT字路に 祀られている。 高さ70cm、幅29cm。 明治二十七年(1894)九月 入間郡三ヶ嶋村大字三ヶ嶋堀之内中 |
石橋供養 所沢市三ヶ島五丁目 三ヶ島郵便局から北西へ50mの道路脇に 庚申塔、常夜燈と共に祀られている。 嘉永二年(1849)三月 三ヶ嶋邑 高さ75cm、幅55cm。 自然石が使われている。 |
石橋供養塔 所沢市三ヶ島三丁目、稲荷神社 稲荷神社(大日堂)の北側の交差点に祀られている。 文化四年(1807)十月 正面に大日如来の坐像浮き彫り、月山 湯殿山 羽黒山 裏面に、石橋供養塔 武州入間郡三箇嶋村 願主 守谷某 高さ98cm、幅36cm |
石橋供養塔 所沢市三ヶ島一丁目、八幡神社 八幡神社の西側の参道、鳥居の脇に 祀られている。 天保十二年(1841)九月 世話人 当所 平井某 並 村役人 庚申塔と道標を兼ねていて、 正面には川越、右側面には八王子、 山口とある。高さ152cm、幅41cm |
石橋再建供養 所沢市三ヶ島一丁目 県道179号線[狭山湖入口]交差点から 北へ100m、狭山湖橋の左岸橋詰。 天保六年(1835)三月 右側面に石橋架橋の由来(安永年間に 架けられた橋が老朽、狭小と なったため等) 高さ86cm、幅32cm。 |
(補足)所沢市に存在した石橋
武蔵国郡村誌の入間郡(4巻)から、現在の所沢市の区域に存在した石橋を集計したのが、
下記の表である。郡村誌は明治9年の調査を基に編纂された。標目数が多いうえに記述も詳細で、
極めて優れた書である。しかし、あくまでも村誌であり橋梁の悉皆調査書ではない。
実際に存在した石橋の数は、下記の集計(合計13基)よりも、もっと多かったはずである。
村名 | 橋名 | 記述内容 | ページ |
坂之下村 | 橋 | 河岸道に属し村の東南 用水の上流に架す 長八尺巾六尺 | 2 |
神米金村 | 橋 | 所沢道に属し村の北方 用水の下流に架す 長六尺巾七尺 | 37 |
橋 | 村の南方 用水に架す 長六尺巾六尺 | ||
橋 | 村の西方 用水に架す 長五尺巾五尺 | ||
北野村 | 不動橋 | 青梅道に属し村の戌の方 砂川の上流に架す 長二間巾六尺 | 59 |
誓詞橋 | 青梅道に属し村の亥の方 砂川の上流に架す 長二間巾六尺 | ||
武者田橋 | 川越道に属し村の子の方 北野川に架す 長六尺巾五尺 | ||
三ヶ島堀之内村 | 江戸橋 | 三ヶ島道に属し村の中央 用水の下流に架す 長九尺巾一間 | 85 |
内出橋 | 三ヶ島道に属し村の中央 用悪水の下流に架す 長七尺巾六尺 | ||
糀谷村 | 表橋 | 青梅道に属し村の西方 用悪水の下流に架す 長九尺巾一間 | 88 |
高根橋 | 里道に属し村の西方 用悪水の下流に架す 長一間四尺巾一間 | ||
中原橋 | 里道に属し村の西方 用悪水の下流に架す 長一間五尺巾七尺 | ||
富士塚橋 | 里道に属し村の東方 用悪水の下流に架す 長一間四尺巾一間 |
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