石橋供養塔 　　鷲宮町東大輪　稲荷神社 　　JR東北本線から東へ300m、田んぼの中に 　　ポツンと鎮座するのが稲荷神社。 　　吉岡氏の鎮守として祀られた屋敷神だが、 　　鳥居と社殿の印象は、本格的な神社である。 　　石橋供養塔は鳥居の前に三宝荒神と一緒に 　　祀られている。正面上部に観音？の坐像、 　　３側面には稲荷神社創建の経緯が 　　びっしりと刻まれている。 　　安永七年（1778）二月建立。 　　幅23cm、奥行き16cmの角柱で高さは88cm。

（補足）鷲宮町に存在した石橋

　武蔵国郡村誌の埼玉郡（12巻）と葛飾郡（14巻）から、現在の鷲宮町の区域に存在した石橋を集計したのが、
　下記の表である。郡村誌は明治９年の調査を基に編纂された。標目数が多いうえに記述も詳細で、
　極めて優れた書である。しかし、あくまでも村誌であり橋梁の悉皆調査書ではない。
　実際に存在した石橋の数は、下記の集計（合計４基）よりも、もっと多かったはずである。

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