石仏、水辺の神様 (その13)_ 水辺の神様の一覧

葛西用水の周辺(その1)

 水神宮
↑水神宮 葛西用水(左岸)
 埼玉県羽生市本川俣、長良神社
 寛政七年(1795)六月建立。
 この付近には利根川に長宮の渡しが
 あったのだが、水神宮には羽生領71ヶ村
 組合の銘があるので、どちらかといえば
 洪水除を祈願したものだろう。
  道祖神
 ↑道祖神 羽生市本川俣、長良神社
  長良神社には、道祖神も2基ある。
  左:宝暦八年(1758)二月 高さ46cm、幅21cm
  右:宝暦五年(1755)二月 高さ59cm、幅24cm
  松平大和守生祠
 ↑松平大和守生祠 葛西用水(左岸)
  埼玉県羽生市本川俣、長良神社
  羽生市指定文化財 寛政六年(1794)
  本川俣村は元来は天領だったが、
  明和七年(1770)から文政四年(1821)
  までは川越城主の領分だった。
  この祠は本川俣村の惣百姓たちが
  願主となって、領主だった松平直恒の
  温情に感謝を記したもの。

 堀田相模守生祠
↑堀田相模守生祠 葛西用水(右岸)
 埼玉県羽生市北二丁目、大天白神社
 明和八年(1771)建立。
 葛西用水の右岸に隣接した大白天神社に
 祀られている。この付近はかつては
 埼玉郡蓑沢村だったが、蓑沢村は
 下総佐倉藩(現在の千葉県佐倉市)の
 領地だったことがある。この祠は
 当時の領主
 堀田正順を祀ったもの。

  供養塔(道標)
  供養塔(道標) 羽生市北二丁目
  県道60号、羽生西小の西150m
  天明五年(1785)
  高132cm(台44cm),幅33cm
  正面:頂部に日月、種子 二十三夜/
      大日供養塔/庚申
  左面(下)ひがし/はにう/きさへみち
  右面(下)にし/川またみち/めぬまみち

  弁財天

 ↑弁財天 葛西用水(右岸)
  埼玉県羽生市秀安、御嶽神社
  文久二年(1862)四月 栄真造立
  台座に世話人、上郷中

 庚申塔(青面金剛)
↑庚申塔(青面金剛) 葛西用水(右岸)
 埼玉県羽生市上手子林、六地蔵尊
 県道129号の三叉路、県道を折れると
 葛西用水の神明橋に至る。
 延宝八年(1680)二月建立。
 高さ123cm、幅44cm
 6手合掌、3猿。

  
庚申塔
 ↑庚申塔 葛西用水(右岸)
  埼玉県羽生市下手子林
  馬店橋の右岸橋詰、左岸の中手子林
  には馬頭観音が祀られている。
  安永三年(1774)七月
  高さ61cm、幅27cm、奥16cm

  弁才天
 ↑弁才天 葛西用水(左岸)
  埼玉県羽生市中手子林、弁天社
  永井橋の左岸橋詰から250m北の地点
  宝暦二年(1752)建立 道下講中
  高さ63cm、幅23cm

 念仏供養(道標)と弁財天(大黒天)
↑念仏供養(道標)と弁財天(大黒天)
 葛西用水(右岸) 羽生市下手子林
 稲荷神社には文政四年(1821)建立の
 念仏供養塔と弁財天が祀られている。
 念仏供養塔には右大こへ、左せんづ以
 (千津井)/多て者やし(館林)とあり、
 利根川の渡し場への道標を兼ねる。

  弁財天
 ↑弁財天 葛西用水(左岸)
  埼玉県加須市下谷
  昭和十年(1935)八月建立。串作橋の
  左岸橋詰、葛西用水の堤防裾に
  祀られている。願主 早川某
  高さ35cm、幅20cm

  水路脇の祠
 ↑水路脇の祠 葛西用水(左岸)
  埼玉県加須市下谷
  道通橋の左岸下流の祠には
  地蔵二体と文化九年(1812)建立の
  巡礼供養塔が祀られている。
  巡礼供養塔の頂部には聖観音の坐像あり。

 庚申塔と馬頭観音?
↑庚申塔と馬頭観音? 葛西用水(左岸)
 埼玉県加須市下三俣
 正蓮橋の左岸橋詰の祠に祀られている。
 庚申塔:嘉永二年(1849)
 馬頭観音?:天保三年(1832)十一月
 此往還筋通 行之人??無難??
 十九人側 馬士講
  庚申塔(三猿)
 ↑庚申塔(三猿) 葛西用水(左岸)
  埼玉県加須市北小浜
  藤からみ橋の左岸橋詰にある祠に
  光明真言供養塔と共に祀られている。
  寛文十二年(1672) 日月、三猿、二鶏
 

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